生きる。





「お菓子ちょーだい!」


教室に入るなり、哉斗が言った。


「あ…今分けてるから待ってて?」


文化祭実行委員の笹原さんが言った。


「えー、適当でいいじゃん。」


なんて言う哉斗。


「哉斗。ワガママ言わないの。」


私がそういうと、ちぇーっと言い

教室の端に座った哉斗。


「私、なにすればいい?」


私は笹原さんに声をかけた。


「え…?」


笹原さんは一瞬戸惑ったけど、

私にも仕事をくれた。


「じゃあこれ、分けたやつ袋に入れてくれる?」


「うん、わかった!

ほら、哉斗もやるよ?」


「えー!なんで俺まで!

純サボってるじゃん!!」


「当たり前でしょ?

哉斗は純の分のお菓子ももらうつもりなんでしょ?

ならちゃんと働かないとあげませーん!」


「もう、由茉ちゃんには敵わないなぁ…」


と文句を言いつつも哉斗も手伝ってくれた。