生きる。





爽はひきつり笑顔で頑張って接客をしていた。


お客さんの女の子は爽の腕に抱きついてて………

爽大丈夫かな…あと少しだよ!


湊は冷たくあしらっているのかなと思っていたが

意外にもきちんと笑顔を作り、

お客さんの肩に手を回していた。


時折耳元で囁いたり、頭ぽんぽんをしたり…

なんだか湊じゃないみたいだった。


胸がぎゅーっとなったけど

自分で見に来たので自業自得だよな。


私は武井くんにお礼をいい、二人のもとへ戻った。


二人は女の子に囲まれていたので

急いで資料室へ戻した。


「で、どうだった?」


「爽はね、完全にひきつってたよ。

女の子にくっつかれて拒否反応がすごかった。


湊はね、どちらかというと攻める方かな?

自分から腕組んだり肩組んだり。

女の子が好きなものをやったり。

別人みたいだったよ!」


「へー意外だな。」


颯が驚いたように言った。




二人はしばらくしても戻ってこなかった。


私はというと、

告白大会に行きたくなくて

資料室に引きこもっていたけど、

委員長に見つかって連行され…体育館にいる。


爽と湊はいない。

………心細いよ!


二人ともなにやってるのー…


クラス抜け出せないのかな…



そんなことを考えていると

あっという間に12時になった。