生きる。




「ただいま。

哉斗頭大丈夫?冷やす?」


「え、俺のため?

冷やす冷やす!由茉ちゃん、やってー!」


そういって哉斗は私の膝の上にダイブしてきた。


いわゆる膝枕状態で……


「どこだっけ?」

と哉斗の頭をさする。


「ここ?」


「ん、そこ!」


「じゃあ冷やすよー」


そこへ爽と湊が帰って来た。


「あ、お疲れ様~!」


「……哉斗なにしてんの?」


爽が真顔で聞いた。


「さっき湊に殴られたとこ冷やしてもらってるの!!」


湊はそれを見て前のソファへどかっと座った。


「えっと……湊?なんか機嫌悪い?」


私がそう聞くと


「湊が俺を殴るから!!」と

哉斗から意味不明な答えが返ってきた。


私が首をかしげていると後ろから


「由茉って鋭いの?天然なの?」と颯の声。


「て、天然?」


ってなに……どういう意味?


なんて考えていたら爽が察してくれたのか


「鈍いってこと。」と教えてくれた。


「あー、なるほど。

鋭いか鈍いかなら鈍い方だと思うよ。」


「ってか颯早いね。どうしたの?」


哉斗が聞くと


「今日は女の子に振られちゃった~。

ま、ここにも女の子がいるし。

と思って早く来たの。」


颯のチャラさになにも言えない……


「颯~あんまり遊んでると女の子に刺されるよ?」


とりあえず注意しておいた。