生きる。




「珍しいな。

湊が休日にこんなに来るのが遅いなんて。」


爽は微笑む…というより

ニヤリと笑って湊に話しかけた。


「あぁ、まあな。」


湊はいつもの湊に戻っていた。


「由茉ちゃん!お菓子あるよ!食べる?」


「うん、もらう~!」


哉斗がお菓子をくれた。


「由茉ちゃん、今日はなんかいつもと違うね!」


そういう哉斗もなんかいつもとどこか違う…

どこが違うとはっきり言えないけど…

棘が抜けたというか…どうしたんだろ?


「今日は私服だしね!

哉斗もかっこいいね。」


そう言い私が微笑むと…


「あ!由茉ちゃん笑った!!

かわいー!!」

と私に抱きついてきた。


「わぁっ!」


哉斗絶対変!!どうしちゃったの?


拒絶反応が全くない訳じゃないけど…

明らかに以前より私を受け入れてくれてる。


晴輝のお陰か?


そんな風に頭を悩ませていると、

湊が私と哉斗を引き離し、

私は湊の隣へ座らされた。


それを見ていた爽は一瞬驚いて

「そういうこと…」とつぶやいていた。