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由茉side
ふぅ……
湊のおかげで助かった。
何より、湊が助けてくれたのが嬉しかった。
再び私の手を握って歩き出す湊。
その姿がかっこよくて…私はときめいた。
私……まさか湊が好き?
いやいや…出逢ってまだ数日だよ?
気のせいだよ。そうだよ。
「ねぇ、由茉。」
「なに?」
「スマホ貸して。」
「え?うん。」
私はおとなしくスマホを渡した。
湊は私のスマホをいじっている。
「はい、俺の連絡先。
俺のとこにも入れたから。
なにかあったら俺に連絡して。」
スマホの画面を見るとそこには『橘 湊』の文字。
私は嬉しかった。
スマホを持ってから初めて家族以外の人を登録した。
「ありがとう!!」
すごく嬉しくて、私は久しぶりに笑った。
笑顔を向けた。
湊はそんな私の顔を見てすぐに顔をそらした。
………?
「そ、そろそろ溜まり場に行くか。」
気づけばもう17時だった。
「うん!そうだね!」
今日の湊は本当に優しくて、すごく楽しかった。


