生きる。




「……実はさ、俺昨日由茉に言われたんだよね。

過去の女に重ねるなって。」


「あいつ、お前の元カノのこと知ってんの?」


「いや、俺は話していない。

恐らく美波から何かを聞いたことと、

俺の表情と今までの行動で由茉が予想したんだと思う。」



「はっ、まじかよ。

あいつどんだけ観察力あるんだよ。」



俺と爽の会話に笑いながら哉斗が入ってきた。



「爽と哉斗、二人は今までの経験から

女を避けるのは仕方ないと思う。

俺だって、美波が突然消えてわけわかんなかったしな。

でも俺はもう一回信じるよ。

あいつはいなくなったりしない。

俺らにいなくならないでと言った

あのときの由茉の目は強かった。

そんなやつが俺らを裏切ることはないと、

俺は信じてるよ。」



俺はそういうと部屋から出て家に帰った。