生きる。





「ってか由茉が姫ってことは湊と付き合ってんの?」


「まさか。付き合ってないよ。

なんでこーなってんのか私が説明してほしいくらい。」


うわ、バッサリだな。

俺ショックなんだけど。


ん?なんで俺ショック受けてんだ?



「あのー…お取り込み中申し訳ないんですが、

由茉とはどういう関係ですか?」


ずっと気になっていたことを爽が聞いてくれた。


「由茉は可愛い可愛い俺の妹だ!」


え、妹……?


そうか、だから一輝さんのことも知ってて

あの晴輝さんにも強気なのか……


謎が解けてすっきりしてる俺だけど、

どこかホッとしてる俺もいる。


俺どうしちゃったんだ?


「あー…だから情報が出てこないのか…」


「由茉を隠してたのは俺じゃなくて一輝だけどな。」


「一輝さんか…一輝さんは仕事が細かいですからね。」


あー、なるほどね。

そりゃ出てこないわな。


「お前ら、由茉のことしっかり守れよ。

俺の可愛い可愛い妹なんだからな。」


「だから晴輝キモい。」


すげーな……こんなぶったぎられてる晴輝さんも

初めて見るけど、こんなに強気な由茉も初めてだ。


「つーことで俺ら帰るけど。

由茉はどうする?帰るか?」


「帰……「俺が後で送っていきます。」


俺はすかさず答えた。

なんとなく…まだ由茉を帰したくなかった。