生きる。




「……あぁ。

由茉、俺らの姫になれ。」


「は!?いやいやいや……

私別にいいです。」


まあそう言うよな。

哉斗なんて勘弁してくれよって表情で俺を見ている。


「お前は強くなる必要ねぇよ。

俺らを頼れば。

つーか拒否権ねーよ」


俺がそういうと由茉は固まってしまった。


「急になんで?」


突然爽が聞いてきた。


ま、そう思うよな。



「美波の手紙に書いてあったから。

由茉の笑顔を守ってほしい、

由茉の瞳から光を奪わないでほしいって。


こいつはもうすでに笑ってない。

美波のことがあって笑えなくなったんじゃねーの。

でもまだ目は死んでない。

まだ信じてるんじゃねーの?

また美波のような存在が現れることを。


だったら俺らを信じればいい。」




俺の言葉に由茉の瞳が揺れたのを俺は見逃さなかった。