哉斗の後ろにあの女がいて、俺は驚いた。
俺だけじゃない。爽も驚いている。
まさか純と哉斗が連れてくるとはな。
とくに哉斗。
「聞くだけ聞いてやれば。」
純が言った。
「由茉ちゃん!中に入りなよ!」
哉斗が由茉とかいう女を中に入れた。
……こいつらなに考えてんだ?
いや、哉斗は純に付き合ってるだけか?
「……美波のこと、どうしても聞いてほしい。
美波に頼まれたの。」
は?美波のこと?
なんでお前から?
「……俺に言いたいことがあるなら直接聞く。」
聞こえてるのかわからないけど、
俺は小さな声で答えた。
「……直接言えないから私に頼んだんだよ…」
は?どういうこと?
「アメリカにいるから?」
アメリカ?
なんなんだよ、わけわかんねーな。
「……違う。美波はもういないから。」
……いない?
ますます意味わかんねー


