裏庭へ着き、私は座った。


「本気で殴るとか最低…いってぇ」

身体中が痛い…。

私は横になり空を見た。

「愛華ちゃん…どうしたの!?その傷!」

私に駆け寄ってきたのは流喜だった。


「千景にね…てか、流喜、私と一緒に居るとこ見られると…」


「千景さんが!?…」


私の言ってること聞いてませんね…。

「とりあえず病院にっ!立てる!?」

「一緒に居るとこ見られたらダメでしょ…」


流喜は無言で私を抱き抱え、走り出した。


「大丈夫バレないように行けばいいでしょ?

てか、愛華ちゃんは本当は裏切ってないでしょ?」


「えっ…。」


「俺は信じてるから大丈夫。」