「嘘はよくないでぇ? あんたが挟蘭の幹部と一緒におるとこ見てんねん」 男の人はイライラした様子で何処かへ電話をした。 「挟蘭の姫は預かったで、毒竜の倉庫まで来い。 はぁ?姫はいるって?んじゃ、誰だよこいつ。」 「へぇ。じゃ、好きにさせてもらうわ」 挟蘭の時こうゆうことは数回されたことがある。 いつも助けに来てくれた、でも、今は助けに来てくれる人がいない。 電話越しに挟蘭の…いや蓮司の声が聞こえたから。 『そいつは裏切り者だ、好きにしろ』 って…私、どうなっちゃうんだろ…。