あれから数日後
私たちは計画を立てた通り海へ出発した。
郁人の後ろに私が乗り、斗愛を先頭に走り出した。

「風が気持ちいい!」

「だな!って、愛華!しっかり捕まれ!
ちゃんと腕回して!?」

郁人に言われ、私は郁人の腰にある手に力を込めた。