私が監禁されているのはあの場にいた七人を殺そうとしたと疑われているためだ。
でも、数日前の取り調べから一度も審査官はここへ来ていない。
普通、殺人の容疑がかかればこんな処置じゃ足らないはず…
何か他に私をここへ閉じ込める理由があるな…
そういえば歌月は、妖に慣れていないから彼等は倒れたと言っていた。
夢で見た妖との関わりを禁ずる令が実在するなら
私は罰せられるはずだ。
でも歌月を呼んだのはあれが初めてじゃない。
うーーん
なんだろう、何か私の知らない事がまだあるはず。
考える時間は瑠璃にはたくさんあった。