「……瑠璃さん。 僕と結婚してください。」 そして突如訪れるプロポーズタイム。 真剣な顔で再び言い寄られたが、 「ごめんなさい。」 もちろん答えは決まっている。 「ぼ、僕は諦めませんよっ。」 涙ぐみながらそう続ける。 顔はいいんだよ。 「……」 ハァァァァッッ! イケメンが涙ぐんでいるっ。 この胸の高鳴りは何? 東絛瑠璃。中学生3年生、夏。 イケメンにときめきを感じました。