東絛家に着いたのはもう夜も遅い頃だった。

風呂に入って、ご飯を食べて、
自分の部屋でくつろいでいた。


長い1日だったな。



トントン

「瑠璃さん。」
扉を開けると雅隆さんがいた。

「あ、はい。え?あ、中へどうぞ。」

時間も時間なので
雅隆さんはここに泊まることになったのだ。
でも、よく離れの場所がわかったな…

「東絛の方に場所を聞いて来ました。
先程は、取り乱してしまい申し訳ありませんでした。」

居間できっちり正座をして謝ってきた。爽やかモード。

「い、いいえ。」

私的には爽やかよりもちょっと残念なほうが
イケメンさが際立つ気がするけど…

あ、もしかして私ダメンズ好きなのか?