世界の誰かと不幸比べが終わったら
今度は身近な誰かと比べっこ
「お兄ちゃんは出来てたのに・・・」
どうしてあんたは・・・
「となりのゆうこちゃんは勉強もできて学級委員もしてるのに」
どうしてあんたは・・・
「お父さんが若いときは・・・」
「お母さんがあんたと同じくらいの年齢のときは家事もしてたのに・・・」
なのに
どうしてあんたは
出来ないの??
そんな言葉が私を責めて
心にグサリと突き刺さる
わかってる
ごめんなさい
出来が悪いのは
自分が一番わかってる
私も他の人とおんなじように
出来たらなって
いつもいつも願ってるもの
でもね
私が一番願っているのは
出来る私になることでなく
出来ない私も受け入れてくれる
そんな場所があったらなって
何でも出来て褒められて
認められてるあの子より
何にも出来なくたって
みんなが味方になって
応援してもらえるあの子のほうが
私はとってもうらやましいの
私は出来ることなら
いつもがんばって周囲から認められるように生きている
スーパーマンのようなあの人の生き方よりも
自分の思うままに生きたって
何にも怒られず咎められない
そんな周囲に恵まれた
そんな命になりたかった


