愛しのモンティー


彼をモンティーと思ってよくよく見れば確か似ている気もする。

鼻筋の通った美しい顔立ち

しなやかな身体つき

貴族を思わせる溢れる気品

何とも言えない尊大且つ傲慢な態度……

うん。ソックリだわ。

「でも何で人間になっちゃったのモンティー」酔っぱらいには柔軟性がある。

「あー。……それは不思議な光を浴び「それ、ディディエのパクリで訴えられるわよ」

「チッ……」

「また舌打ち?

あなた王子じゃなくてチンピラなの……お母さんもうショック」

品行方正だと思っていた息子がまさかの不良ってこんな感じかしら?

「誰が母親だ?おまえに産んで貰った覚えなど無い」

そこはキッパリ否定された。