「矢野君も良くやるわねー罰ゲームの件も聞いたよ。結果が分かったら私にも教えてね」
罰ゲームの内容も知っている筈の西山さんから何でもない事のように言われてしまい、
ショックから浴びるように飲んだお酒が馬鹿らしく思えてくるし、何だか気持ちが吹っ切れた。
「先ずは西山さん……
気が付かれていないようですが、私は当事者ですから関係ないことはありません。
今回は大目に見ますが……
万が一今回のような事が起こったら弁護士に相談も辞さないのでよく心に留めておいてください」
呆然と私の顔を眺めている西山さんから向き直り今度は矢野君に言い放つ。
「矢野君。本当に興味があるのか分かりませんが、そんなに知りたければ教えてあげます。
私は処女ではありません。
どうぞ平田さんにそう報告してください。
それから今後一切矢野君の仕事を手伝ったりはしませんからきちんと計画して業務を遂行してください。
早く人事課長に頼まれた資料探しに行かないと大変ですよ」
「それじゃーお先に……」
にっこり微笑んで退場する私の後ろから、
「ウソ……マジかーーー」の叫びが聞こえていた。

