【ケース1】パラレルワールド
アニメでパラレルワールドに入る時のシーンみたいに天井が凄い速度でぐるぐると回転して見える。
その場合、真っ直ぐ仰向けの姿勢で寝ている筈なのに体は羅針盤の針のように天井とは逆方向の高速回転でぐるぐると回っている感じになる。
二日酔いの体験談を後日友人に話したら物凄く驚かれ変な薬に手を出していないか本気で怪しまれた。
もちろん合法的なアルコール以外は一切口にしていません。
【ケース2】スライム
目が覚めたら体がちっとも動かない。
まるで自分の体が巨大なスライムになって体中の骨が全て無くなってしまったような感覚。
液状化した体に目だけが付いているようにキョロキョロと瞳だけ動かしていた。
相当酒臭かったらしく愛猫も近付いて来ず、お腹が空いていた筈なのにエサさえ催促されなかった悲しい思い出。
重ねて言わせてください……もちろんアルコール以外は一切口にしていません。
「もう一生お酒は飲みません」
二日酔いの後はいつも心にそう誓うのに『喉元過ぎれば熱さ忘れる』とはよく言ったもので、辛い事や悲しい事があるとついついお酒に縋り付きたくなる。