愛しのモンティー


一人は多分営業課の人。

明るくカラーリングした髪にゆるめのパーマでいつもヘラヘラしてて見た目が軽い印象

……確か私より3年後に入社した男性社員で名前は平田修。

もう一人の男性社員は私と同じ総務課に所属していて笑顔の可愛い後輩、矢野貴志。

二人は確か同期だったように思う。

「提出期限に間に合いそうになくて……手が空いていたら手伝って貰えますか?」

困り顔でお願いされると無下に出来ない私の事を良く分かっている矢野君。

拝み倒されて彼の業務を肩代わりする事も度々あったから、その後に……

「お礼をしたいから今日食事に行きましょう」

「この後二人で飲みに行きましょう」

最近やたらと誘われるから不思議に思ってはいたけど「お礼を……」と言われて不自然さを感じる事は全く無かった。

それでも私はモンティーのご飯の準備があるから出来るだけ残業しなくて済むように段取りを組んで仕事もしていたし、彼からのお誘いを嬉しく思いはしても天秤に掛ければもちろんモンティーの待っている自分の部屋の方が断然居心地が良い。

『誘ってくれたのにいつも断って悪いなー』

そんな思いでいた自分がまるでバカみたい。

誘われた理由が罰ゲームの所為だとは思ってもみないもの。