翔琉が出ていった。
自分が悪いのは分かってる

でも、このまま、別れるって話になったら
って思うと、涙が出てきた。

「先輩もさ、杏のこと心配してるから
あとで謝っておきなよ?」
陽登先生に言われた。

それはそうだ。
私から謝んなかったら、終わりだから。

「ケホケホ
はいハーハーハーハー」

「杏?ちょっと落ち着こうか。
ゆっくりスーハーして?」
陽登先生の指示どうり
私はできるだけゆっくりゆっくり呼吸をしたが、途中で意識を手放した。