「うあああああああっ!!!」
広がる血に持っていたはずのイルカの
人形が落ち、真っ赤に染めあげた。
そこから私は、イルカが怖くなった。
いや、正確にはその時の私が
怖かったのだ。
何もできずに震えていた私自身のことが。
それは遠い過去のお話。
語り忘れた一つのお話。
だから、安心して。
これはただのお話に過ぎないー・・・。
~終~
広がる血に持っていたはずのイルカの
人形が落ち、真っ赤に染めあげた。
そこから私は、イルカが怖くなった。
いや、正確にはその時の私が
怖かったのだ。
何もできずに震えていた私自身のことが。
それは遠い過去のお話。
語り忘れた一つのお話。
だから、安心して。
これはただのお話に過ぎないー・・・。
~終~


