10年後の復讐劇

「え・・・・・?あの、

ちょっと待って!あの・・!!」

戸惑う彼女の腕を掴んで

さっさと歩いていく。

追いつくので精一杯だろう。

私が足を止めたのはどこか

廃墟のビルの屋上だった。

それほど高さはないが