「え・・・・・?あの、 ちょっと待って!あの・・!!」 戸惑う彼女の腕を掴んで さっさと歩いていく。 追いつくので精一杯だろう。 私が足を止めたのはどこか 廃墟のビルの屋上だった。 それほど高さはないが