俺の浮気宣言は、廊下で聞かれていた見知らぬ女子に広められ、
毎回呼び出しをくらうはめになっていた。
「ねーぇ?
私とも付き合ぉうよ?」
俺は絶対に嫌だ、と思った。
かすみを傷つけているのに、これ以上は無理だと思った。
ただ女は絶え間なく近づいてくる。
俺は何度も逃げながら、かすみと一緒にいれる時間を大切にしていた。
そんな時俺は教科書を貸して、とか言われたりして。
かすみとの昼の時間に惜しみながら、その女に貸した。
まー。
俺は無視するとか、そういう冷たいことしたくなかったし。
仕方ねぇんだけどなぁ。
かすみにとっちゃ、浮気しているって見えてんだろうな。

