夜ご飯は彼女が作った。
不器用な彼女。
家で練習したオムライスだと笑っていた。
努力しているところが可愛い。

洗い物も済ませ、くつろぎタイム。

「せんぱいってば~」

幼く素直な照れ屋の彼女が手を広げて再度俺を呼ぶ。

「なに?」

ソファに座っている彼女の横に腰かける。


せんぱい。
付き合って半年。
なかなか名前呼びにならない。

これもまぁ、可愛いところか。
悲しいところか。。