先輩彼氏×後輩彼女@5月23日


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カーテンの隙間から光が差し込む。


つぐみが隣で寝息をたててる。

小さな掌、指、爪。
握りしめてみる。

「ん」

つぐみはぎゅっと握り返してきた。



髪を撫でる。
さらっと解ける。


「…ん、あ、あき…?」

目覚めたつぐみが目を擦りながら俺を呼ぶ。

「起こした?ごめん。つぐみ、しんどくない?」

「ううん、平気。あっくんが優しくしてれたから」

つぐみはいたずらっ子のように笑った。

「あっくん」

「つぐみー。許可してないー」

「あき!」

「!」

つぐみは嬉しそうに俺を見て笑う。


俺はもう一度つぐみの手を握る。
つぐみは嬉しそうに笑って目を閉じた。