俺は振り返り、 「俺もまだ足りないよ?」 「え?」 驚きでつぐが顔をあげた。 「食器、直そうかなって思っただけだよ」 にんまりと勝ち誇ったように笑ってしまいそうになる。 「え?」 「こんなんで終わらせるわけないし。今日はつぐを全部貰うよ?つぐの全部」 「ふえ…?つぐの、全部…?」 意味を理解したのか赤くなる。 「食器は明日でいいかな?笑」 俺は、つぐみをお姫様だっこする。