「くっ」 シュンッ 体のバランスを崩しながらも始めの一手は何とか避けれたが、完全にバランスを崩した私はもう重力に従うことしかできず、次の魔法を避けることは不可能。 そしてそれを狙うかのように次の魔法が既に私を待っていた。 コノママデハツカマル。 本能がそう叫ぶ。 私はとっさに両腕で自分を守るように身構えた。