「「やあ、待たせたねぇ」」 シュッ いきなり私たちの前に現れたのは大変可愛らしい双子の男の子。 ......今、魔法使って現れた? 「ふふ、怜桜たちが相手だなんて楽しくなりそうだね、凌牙-リョウガ-」 「本当、久しぶりに暴れられるね、光牙-コウガ-」 ふわふわのハチミツ色の髪を揺らして、猫のような少しつり目の大きな瞳が私たちをとらる。 何故、だろうか。 あんなに可愛らしい容姿なのにその笑顔には狂気を感じる。