え、魔法が使えない? 「これは魔力制御手錠。これ付けられたら魔力を押さえ込まれて魔法が使えなくなるんだ」 魔力制御手錠とやらを私に見せながら「わかったかな?転入生?」とウィンクをしてくる茶髪美少年。 その容姿でウィンクをされれば、大抵の女子は正気を保てないだろうが、私には悪魔のウィンクに見えてしまって違う意味で正気を保てないでいた。 なぜ、ウィンク一つで殺意を感じるのだろう。