「い、意味わかんない......」






「右に同じく」








頭を抱える私の横で同じように頭を抱えるお兄ちゃん。





ここで同じリアクション。



兄妹発揮です。








「楓お祖母様が言っていたわ。世界終焉の時、封印と共に自分の役割を見つけるって。だからその時まで紗久アンタは今まで通り今度は魔法使いの世界を見て来なさい。そして玖音は紗久を兄として支えなさい」







「はぁー」






「そ、それは言われなくてもそのつもりだ。支えるし、守るつもりだ」









お母さんの真剣な言葉に私は納得のいかない返事を返し、お兄ちゃんは困惑しながらも決意難しと返事をした。