清華魔法学園Ⅰ〜学園生活編〜










「おい、紗久、しっかりしろ」







俺の腕の中で力なく倒れている紗久に声をかける。






「んん、あ、れお...?」






紗久の様子がおかしい。




力なく倒れている紗久の頬はほんのり赤く染まっており、瞳は焦点が合ってないように見えた。







「あ、はぁ、あつい、よ、れお」






「.........っ」







ドキッ







頬を赤らめ、潤んだ瞳で俺を見つめる紗久に不覚にも心臓を掴まれる。






や、やばい。