が。








「生徒の手本となるべき高等部生徒会長が何をしているのかな?玖音くん」








ここで、救世主、ならぬ王子こと瑞希先生の登場だ。





白に水色のハイビスカスがこれでもかと描かれた相変わらず派手な水着を着用中の瑞希先生が黒いオーラをまとって微笑む。








「げっ、瑞希先生......」







「全く頼むよ?玖音くん。これじゃあ生徒たちに示しがつかないよ?」







あんなに暴走していたお兄ちゃんが我に返ったように、そして何より気まずそうに瑞希先生を見つめる。






そんなお兄ちゃんを見て瑞希先生は呆れたように微笑んだ。