「学園の外になかなか出られない君たちが年に数回ある外に出ることを許される行事の一つだね。行事と言ってもこれはあくまで〝 社会科見学〟。外の世界を知らない君たちが外の世界に触れ、学び、そしていずれ生きる世界を見るいい機会だ。ルールを守って心して楽しむよーに♡」
真面目なのか不真面目なのか。
微笑む瑞希先生は真剣なことを言っているようで、ハメを外さない程度に遊べと言っているようにも思える。
ふふ、だがしかし。
これはこれで好都合。
「ふふふふふぅ」
不気味な笑いが止まらないがそんなの気にしない。
外に出れる、外に出れる、外に出れる!!!
嬉しい!!嬉しい!!嬉しい!!



