「......悔しいですっ。みんなが必死に守ってきた平和な世界でのうのうと何も知らずに生きてきた自分が悔しいですっ。知ってしまっても、何もできない自分の無力が悔しいっ」 悔しくて悔しくて悔しくて。 涙を堪えながら、下唇を思いっきり噛んだ。 私はまだここでたった2ヶ月しか過ごしていない。 でも、大切な家族のお兄ちゃんがいて。 お世話になっている先輩方がいて。 薄情で悪魔だけど最後に助けてくれるパートナーがいて。 みんな平和の代償として誰も知らない場所で影ながら戦っていたんだ。