パァァァァッ
燃え盛る赤い炎が怜桜と未だに眠り続ける悠を包み込む。
そしてその炎は数秒間怜桜と悠を包み込んだ後に消え、怜桜と悠の傷をその詠唱通り癒した。
「.........」
傷を治してもらったにも関わらず無表情のまま、何も言わない怜桜。
怜桜らしいと言えば怜桜らしいのだが。
「お礼くらい言おうよ」
「こんな傷、わざわざ魔法で治す必要なんてねぇよ」
「いやいやいやいや、重傷だったよ?お礼は言いましょう」
「...............アリガトウゴザイマシタ」
「カタカナっ!!棒読み!!お礼言う気ゼロ!!」



