ゾンビだ。 もう死にそうなくらい負傷して見えるのに座ったまま私を睨み、ついでに己の魔法で私の魔法も打ち消してしまったその異様な状態はもう死んで、ゾンビになることでしかできないことだろう。 そんな思考に陥ってしまうくらい有り得ないと、一般ピーポーながらに思った。 「ゾンビ......」 「ゾンビって、第一声がそれかよ」 有り得ない物を見る目で見つめていると怜桜の呆れたようなため息が返ってきた。 瑞希先生でも解けなかった魔法をあの状態で解くなんて......。 さすがS級。