全ての不運の元凶は何者かによる魔法絡みの嫌がらせ?でした事件から数日。




不覚にも怜桜と悠のお陰で私は今までの不運が嘘かのように平和な日々を過ごしていた。






そして不運が収まるのと同時に怜桜と悠の姿はまたなかなか見ることのない存在に戻っていた。







「は?何それ。確かにパートナー制度は互いを助け合いながら学園生活を円滑に送るための制度だけど、だからって四六時中一緒にいなければならないなんて、そんなこと聞いたことないわ」






怜桜と悠の姿がまた見えなくなったので、怜桜たちに教わった通りパートナー制度について友江に話すと友江から訳が分からないと言いたげな顔でそんなことを言われた。









え?



何ですと?









「で、でもね、確かに怜桜たちにそー言われたんだよ?パートナー制度があるから仕方なく一緒にいるって......」







「それ、アンタを都合よく動かすためについた嘘よ、きっと。第一、逆に私はパートナーとずっと一緒にいる?」







困り顔で主張すれば、冷たい態度でばっさり否定。






た、確かに。



もうここに来てかれこれ2ヶ月近くになるのに友江がパートナーと一緒にいる所を見たことがない。





.........いや、そもそも誰なのか知らない。