清華魔法学園Ⅰ〜学園生活編〜












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「そろそろですかねぇ」





「あぁ、俺の魔力ただ漏れにしてるし、そろそろ気づいてこっちに迫ってる頃じゃねーか?」








ここは階級テストでも使われていた無駄に広いグランド。




グランドで私と翼先輩はじーっとその場に立っていた。






これはどうやら作戦のようで鬼の形相軍団をこの広い死角なしのグランドにおびき寄せ、一気に仏の顔スプレーを浴びせるらしい。



で、問題解決なんだとか。







どうしよう、魔法大乱闘が起きたら。



私一般ピーポーだから即死だよ。