「そ、研究部。ここには頼もしい俺の仲間がいるんだ。邪魔するぜぇ」 ガチャッ ノック一つせず、慣れた様子で研究部の扉を開け、部室に入る翼先輩の後ろをとりあえずついて中に入る。 「うわ......」 部室の中は正直綺麗とは言い難いものだった。 大量のプリント、瓶、薬品、さまざまな道具......など数え出したらキリがないほどものがあちこちに散乱している。