このS級コンビめ。 私は何も知らないんだよ。 C級どころか一般ピーポーだからなっ。 「えーっと、じゃあ、今の所、詳しく書かれてある120ページ、んー......紗久ちゃん!紗久ちゃん、読んで♡」 瑞希先生が教科書を片手に教室を一通り見渡し、甘ーい王子様スマイルで私を指名する。 うわ、ロックオンされてしまった。 「はい」 ガタッ