お兄ちゃんといた時間は正直長いものではない。 物心つく頃にはお兄ちゃんはもうこの学園の生徒だったから。 それでも年に数回しか会えない妹を何故ここまで愛せるのだろう。 「俺を頼れ、紗久」 「うん」 彼の大きな愛情にはもう慣れた。 珍しく真剣な表情のお兄ちゃんに笑顔で頷く。