「なぁ、紗久」 「何」 先ほどまでの爽やかデレデレスマイルはどこへやら。 いきなり真剣な表情で私を見つめるお兄ちゃん。 整った顔なのでその真剣な表情は余計に深みを増す。 「......本当にこの学園は外の世界とは違う。一筋縄ではいけねぇんだ。俺は、俺だけは例え世界を敵にまわしたとしてもお前の味方だ。だから...」 真剣な瞳は私を捉えたまま。 いつだって、さらりと大きな愛を語るんだ。