「あぁ、俺の愛しの紗久っ。よかった。本当によかった。やっと退院できるなっ」
病室で一応形式上、寝ていなくてはならない私の手を両手で大切そうに包み込み本当に嬉しそうに私を見つめるこの爽やかイケメンは私の兄であり、この学園の大変大変人気で多忙な生徒会長様。
そう、私はなんと全治3ヵ月の怪我を1週間程度で治し、今日退院できるのだ。
これも全てお兄ちゃんと私の薄情なパートナーのお陰だった。
毎日この3人が交代で私に治癒が早まるように私はよくわかんないけど相当高度な魔法をかけてくれていたみたいで。
S級の魔法使いが本気を出せばこんなものらしい。



