「ふぅー」 部屋に飾ってある1枚の生徒時代の写真を見つめて一息つく。 どんな理由であれ、俺にはあの子を守る理由がある。 「真理絵、龍乃-タツノ-......」 懐かしい響きの名はどこへ行くこともなく俺に小さく囁かれ、そして空気に溶け込むよえに消えた。