バァァァンッ その魔法はきっと他を傷つけるつもりではなく、単に捕らえようとしたもの。 それは詠唱が十分に証明していたはずなのに。 「ぐあっ」 派手な衝撃音と共に吹っ飛ばされる私。 私は捕まらず、むしろそれが当たり吹っ飛ばされていた。