「狂った事ばかりすんなよな…。」 男の手から薬品を取り出し、 開きかけた蓋を閉め直す翠。 「お前、どうして俺を消したと嘘をついた。」 「…………。」 「答えろ!」 「俺は…お前の…「ま…だだッ!」!?」 気絶していたと思っていた男は まだ意識があったのか 新たに小瓶を取り出して見せた。 「油断したな!」 男は小瓶を天井に向けて投げた。 ガシャン! 音を立てて割れた瞬間、 ドカーン! 屋敷に爆発音が響き渡った。