そう言うと、幡谷先輩はフフッと笑い声をあげた。
先輩の横顔を見て、芽衣子の言う通り、イケメンだなぁって思った。
化粧っ気がなく、眉だけ整えられた顔。肌がめちゃくちゃキレイだ。
目が大きくて、ちょっと猫っぽい。鼻筋が通っていて、唇は薄い。
短い髪が頬に掛かり、確かにもうちょっと背が高かったら、男装モデルとか出来そうと、つい先輩に見とれてしまった。
「何か騒がしいけど、カワイイね、芽衣子ちゃんって。女の子って感じがする」
「ですよね?私もそう思います」
「私も、ああいう風に女の子になれたらな____」
ぼそりと呟いた一言に、顔を上げた。
「___なーんて、柄じゃないか」とおどけて、笑う。私もつられて笑ってしまった。
「美雨ちゃん」
急に先輩は真面目な顔をして、私を見つめた。
「さっき、美雨ちゃんを運んでいる時にさ、芽衣子ちゃんに訊いたんだけど____」

