不器用な彼が隠した2文字




服は制服になっても、髪型は綺麗にセットされたままで格好良い。




「…格好良かった、です」


「え?」


「王子様…みたいでした」



「…見てたんだ?」


「はい…」





すごく、お似合いでした、って。

言おうと思って、その言葉は飲み込んだ。