不器用な彼が隠した2文字





「何その格好」



「う…」



自分のウエイトレス服を見て、改めて恥ずかしくなる。

朝比奈先輩には、見られたくなかった。




「そんな格好してるからナンパされるんだろ」



「ごめんなさい…」



恥ずかしいし、助けてもらって申し訳ないし、私と朝比奈先輩は釣り合わなすぎて。


しゅんとして俯けば、




「…気をつけろよな」




なんて言って、頭をポンと撫でられた。

瞬間、きゅんと音を立てる胸。


もう、本当、大好きです。